鹿児島県 大島高校 チーム「BETA」のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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奄美市のごみリサイクル率向上へ対策案発表 最高賞受賞

鹿児島県 大島高校 チーム「BETA」のみなさん

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1901年に創立した鹿児島県奄美市の県立大島高校。生徒は伝統としてボランティア活動など、地域の人々や社会に寄与する活動に積極的に取り組んでいる。

今年8月、3年生4人組のチーム「BETA」(ベータ)が「高校生課題探求発表大会2021」(鹿児島国際大学主催)のプレゼンテーション部門で、「リサイクル率向上で美しい奄美に」と題し、地元奄美市の課題の一つ、ごみ問題の対策案を発表。最高賞の学長賞を受賞した。

奄美市のリサイクル率は、同じ世界自然遺産地域の屋久島58%、小笠原諸島37%、全国の平均値21%に比べ、わずか5%。鹿児島県内43市町村の中でも41位と低位にある。

市のリサイクル率向上を図るにはどのような対策が必要かを考えるため、4人はまず資源ごみに関する校内調査を実施。その結果、理解度の低さ、情報の不足が明らかになった。

4人はこの課題を克服するための一つの方策として、市民にごみのリサイクルの大切さをわかりやすく情報提供するウェブサイトの立ち上げを企画。自分たちで海洋ゴミや不法投棄、資源ごみの分別品目の索引や分別方法などの具体的事例を盛り込んだウェブサイト「GSAC」を試作した。

県内16校45組109人の生徒が参加した発表会で4人は、文献調査やアンケート調査の結果などを基に考察した探究成果を10分の持ち時間内にしっかりまとめ、審査員にアピール。「学長賞」という高い評価を得た。

「内容を評価されて嬉しい」という4人は、「持続可能性をさらに追求し、ごみ問題から島の環境を守っていきたい」と意気込んでいた。
(2021年10月掲載)
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