岡山市立操南中学校 操南祭実行委員会・1年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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SDGsの取り組み発信 農業肥料のプラスチック殻でアート作品

岡山市立操南中学校 操南祭実行委員会・1年生のみなさん

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岡山市立操南中学校の生徒会は今年6月、国連が2030年の達成を目指す持続可能な開発目標SDGsに賛同し、活動することを宣言。総合的な学習の時間で学ぶと共に生徒を主体にした取り組みを進めている。

8月末から操南祭実行委員会・1年生が約1ヶ月かけて、農業用被覆肥料に使用するプラスチック殻を使ったモザイクアート作りに挑戦した。

被覆肥料は農作業の軽減化や施肥量の削減につながるなどの利点があるものの、水田で肥料成分が溶け出た後、プラスチック製の皮膜殻が河川から海へ流れ出し、海の環境を汚染させる可能性が指摘されている。

同校近くの川沿いにも大量に溜まっており、少しでも海への流出を防ごうと、生徒会を中心に7月から「プラごみ回収大作戦」をスタート。7月22日の「プラごみ回収大作戦」には、生徒40名以上が参加した。

8月25日の回収活動には操南祭実行委員の13人の生徒が参加。学区南部の四番川河口の護岸に大量に蓄積し、直径5ミリ以下のマイクロプラスチック状態の殻を集めて学校で洗浄。一粒一粒、ピンセットを使って他のごみからより分け、折り紙と組み合わせて縦2・8メートル、横4メートルのモザイクアートに生まれ変わらせた。

完成した作品は、9月22日に全校生徒に披露され、10月中旬まで同校正門入ってすぐの校舎壁面に展示される。

参加した生徒は「護岸に溜まった殻のごく一部を回収しただけなのに、その量の多さに驚いた」「この殻がプラスチックだと知らない人が多いと聞いた。この作品でSDGsの『海の豊かさを守ろう』などの問題を提起できれば」と話し、「みんなの達成感が詰まった作品になったと思う。これを見た人が、これからは気をつけようと思ってくれたら」と期待していた。
(2021年9月掲載)
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