長野県 塩尻市立木曽楢川小学校 6年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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木曽漆器の魅力発信 自分たちの手作り漆器販売 45分で完売

長野県 塩尻市立木曽楢川小学校 6年生のみなさん

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塩尻市立木曽楢川小学校は、「山中 楢川で学ぶ 伝統とプライド」のもと、ふるさとを学び・知り、誇りと愛情を持ち、地域の未来を拓き、語れる子の育成を目指している。地域と学校協働によるコミュニティ・スクール活動のひとつが、地元の伝統産業木曽漆器の漆塗りを学ぶ「ふるさと漆器学習」。

昨年はコロナ禍で春の漆器学習が中止となったが、今年は再開でき、3年生から5年生が6月にチームふるさと(地域ボランティア)や木曽漆器伝統工芸士から、4回にわたって漆の塗り方を学んだ。児童たちは、回を重ねる度に色が深まり美しく仕上がっていく自作の漆器に感動していた。

しかし、「子どもの店」に出店し販売活動を行う漆器祭りは、今年も中止に。そこで14人の6年生は、独自に模擬店の開催を企画。昨年11月に模擬会社「ならにこ漆器会社」を設立して準備してきた。

そして7月、木曽くらしの工芸館前に店舗を開き、スプーンや皿、しゃもじなど心を込めて制作した漆器製品150点を並べた。午前10時の開店と同時に多くの住民や観光客が訪れ、わずか45分で完売した。子供たちははじめ遠慮がちだったもののすぐに笑顔で接客し、地元の伝統産業の木曽漆器の魅力をアピールしていた。また、手入れ方法を記したカード、児童の活動や伝統産業を紹介するなどパンフレットも自分たちで製作。使った感想を書いてもらうはがきも添え、購入者に商品と一緒に手渡した。

「予想以上の多くのお客さんに来てもらえた」と感動の様子の子供たちは「14人みんなで協力してできたことがうれしい」「木曽漆器は給食でも使っている。多くの人に良さを知ってほしい」と話していた。
(2021年8月掲載)
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