長野県 富士見町立富士見中学校 福祉委員会のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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脱プラへつなげよう 新聞紙を使って野菜袋作り

長野県 富士見町立富士見中学校 福祉委員会のみなさん

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2010年開校の富士見町立富士見中学校。地域との繋がりを大切にする同校の生徒は、総合的な学習の時間などを通して、地域の人の姿から社会のあり方や、仕事の意味、自身の生き方を考えるよう努めている。また、これらの学びを生かし、地域に役立つ活動に取り組んでいる。

今年6月、福祉委員会の生徒30人が、新聞紙を使った野菜袋作りに挑戦した。SDGs(持続可能な開発目標)と関連させた活動で、レジ袋の代用品として「脱プラ」につなげることが大きな目的という。野菜袋に再利用する古新聞は、福祉委員会が全生徒に呼び掛け収集した。

製作当日、30人の委員は富士見町社会福祉協議会のスタッフに教わりながら、タマネギ3〜4個が入る大きさの袋に、ひとつずつていねいに折り込んだ。

仕上がった野菜袋は、町社協を通じて同町の合同会社に納入された。同社は下水道由来の肥料を使った「じゅんかん育ちの野菜」づくりなどに取り組んでおり、収穫したじゃがいもなどを道の駅「信州蔦木宿」の直売所で販売する際、この野菜袋を使用することにしている。

野菜袋は高齢者サロンに集うお年寄りも一緒に手作りしており、町や人々とのつながりの大切さを実感したという生徒たちは、さらに活動の幅を広げ、介護や掃除などに活用できる清拭布づくりにも取り組んでいる。町社協や富士見区地区社協と協力し、宿泊施設などで使わなくなったシーツや浴衣、生徒たちが持ち寄ったフルタオルなどを再利用するもので、生徒たちは使いやすいよう、ほぼ同じ大きさに切り揃える作業を進めながら、「今後も地域の福祉や環境保全、SDGsの普及に貢献したい」と力を込める。
(2021年7月掲載)
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