北海道　富良野市立富良野西中学校　生徒会のみなさんの善きことニュース

富良野市立富良野西中学校では、全生徒が、楽しく豊かな学校生活を送ることのできる、いじめのない、いじめを決して許さない学校を作るため、２０１１年から「いじめＺＥＲＯ運動」を推進している。生徒会が活動の中心となり、毎年、生徒一人一人が「いじめＺＥＲＯ」に向けて、仲間とより良い関係を築くために、その年度に、自分ができること、意識すべきことなどを決意表明カードに書いて校内の掲示板に張り出す。引き換えにＺＥＲＯバッヂが贈られ、制服やカバンなどに付けて「ＺＥＲＯ運動」への参加を示す。

生徒会は、全ての生徒が過ごしやすい学校を作るため、月別目標を定め、全校集会で目標を具体的に伝える寸劇を披露する他、生活委員会が毎朝あいさつ運動を展開。１０年続くこうした取り組みが評価され、今年１月に開催された「全国いじめ問題子供サミット」に、生徒会役員３人が道北初の道代表として参加。サミットはオンライン形式で、全国７１の小中学校を結んで実施され、３人は同校独自の「ＺＥＲＯ運動」について紹介した。他校の児童生徒から、わかりやすい説明と好評で、「いじめをなくす取り組みを全国に発信したいと思っていた」という３人は、「他校の方策やアイデアなども知ることができた。参考にしたい」と話す。

そして生徒会では、生徒みんなが笑顔ですごせる学校づくりを目指し、いじめゼッタイだめ！の思いを込めて「ＺＥＲＯ運動」の進化・充実を図っていく考えだ。