福岡県 飯塚高校 製菓コース2年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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SDGsをもっと知って お菓子の巨大オブジェで訴え

福岡県 飯塚高校 製菓コース2年生のみなさん

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福岡県飯塚市の飯塚高校は、グローバルな社会で生きる市民としての教育を推進し、2018年、ユネスコスクールチャレンジ校に登録され、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の学習に力を入れている。

製菓コースでは「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「つくる責任、つかう責任」など、菓子を通して貢献する多彩なプログラムを実践している。

2019年には、世界最貧国といわれるアフリカのマラウイ産バオバブの実の粉を使ったスイーツを作り、文化祭やイベント、同コースの常設店「プチフル」で販売。お菓子を通じて、マラウイの子供の飢餓の現状を、たくさんの人に知ってもらうためのきっかけとなる活動になった。

今年度は『SDGsからのメッセージ〜持続可能な新しい未来へ〜』をテーマに、お菓子でつくった巨大なオブジェを制作した。

オブジェ作りは2005年度から始まり、毎年2年生が担当。今回は26人の生徒が昨年11月から約3ヶ月かけて完成させた。

高さ105センチのオブジェは3段に分かれ、直径約70センチある下段の側面にSDGsが掲げる17の目標を記した。また中段には同校のSDGsの取り組みを、上段にはマラウイ共和国の美しい風景を描き、頂上には平和の象徴である鐘をあしらった。

「みんなの想いを込めて作った」というオブジェは、今年2月から約1年間プチフルで展示される予定で、生徒たちは、多くの人に見てもらうことで、「マラウイやSDGsを知るきっかけになればうれしい」と話していた。
(2021年3月掲載)
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