宮城県 気仙沼市立鹿折(ししおり)小学校 4年生「小さなユネスコ隊」のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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世界中の子供たちを笑顔に SDGs達成へ多彩な活動

宮城県 気仙沼市立鹿折(ししおり)小学校 4年生「小さなユネスコ隊」のみなさん

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2030年達成を目標に国連が進める「持続可能な開発目標(SDGs)」。今年1月からは、取り組みのスピードアップと規模の拡大を図る「行動の10年」を開始した国連の動きに、「私たちも」と活動しているのが、気仙沼市立鹿折小学校の4年生がつくる「小さなユネスコ隊」だ。

活動を始めたのは2年生の時。当時の校長からSDGsを学んだのがきっかけで、メンバーの一人が「世界で困っている人のために行動したい」と、SDGsのPRポスターを制作。共感の輪が広がっていった。

メンバーの活動は、書き損じハガキ集め、鉛筆などの学用品の収集、街頭募金や学芸会などでの発表活動など、多彩だ。これまで、途上国のラオスの子供たちに、東日本大震災の時に支援を受けた恩返しの気持ちを込めて文房具を送った。また、「持続可能な開発のための教育(ESD)」で気仙沼市と交流があり、今年の7月豪雨で大きな被害を受けた大牟田市に義援金を、小学校に応援メッセージを贈っている。

書き損じハガキの回収は、世界の誰もが教育の機会を得て、貧困のサイクルを断ち切り自ら考えて行動を起こせるよう支援する「世界寺子屋運動」の一環。全校児童や教員、保護者に協力を呼び掛けた他、市内の会員制交流スペースを訪問し、ハガキ投入箱や募金箱を置かせてもらった。結果、8月初めまでに2000枚以上を集めることができた。

「途上国の同じ世代の子に笑顔になってほしい」というメンバーは、「一人の力ではできないけど、私たちの想いを発信することで多くの人に協力してもらえた。今後もSDGsの活動を続けたい」と力を込める。
(2020年11月掲載)

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