山梨県　身延町立身延中学校　生徒のみなさんの善きことニュース

身延町立身延中学校では、新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄状態が続いていた今年３月、１・２学年の生徒約１００人が参加してマスク作りに取り組んだ。

きっかけは、山梨県甲府市の中学生が、マスクが無いと困る人のために自分で手作りした布製マスク６００枚を、県に寄付したことを報道で知ったことから。

「私たちも協力しよう」と、生徒たちの合言葉「チーム身延中」パワーを結集。春休みにマスクを製作することにした。マスクの材料、フェルト生地や型紙、ゴムひもは学校が用意し、全生徒に配った。生地１枚で、マスク３枚が作れる。

生徒たちは、「はじめは自分で作れるか心配だった」「ゴムひもを左右同じ長さに縫い合わせるのが難しかった」というものの「思った以上にきれいに仕上げることができた」と笑顔に。

マスクは、製作協力を依頼した身延高校の生徒たちの分と合わせて約８４０枚が完成。学校や保育園が再開次第、校区内の小学校の児童や保育園児に贈られる。

生徒たちは「多くの人の役に立てればと思い、がんばった」「繰り返し洗って使えるので、感染予防に利用してほしい」と話していた。