岐阜県 義務教育学校「白川村立白川郷学園」 8年生のみなさんの善きことニュース

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白川郷から世界に発信 土産菓子「ゆいのわ」1年かけて開発

岐阜県 義務教育学校「白川村立白川郷学園」 8年生のみなさん

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岐阜県白川村の義務教育学校「白川村立白川郷学園」の8年生(現9年生)16人が、今年3月、自分たちが開発した米粉100%使用の菓子「ゆいのわ」を、村内限定で発売した。きっかけは、昨春、同村が白川郷ならではの新しい土産菓子の開発を同校に依頼、8年生が郷土について学びを深める「村民学」の一環で取り組むことになった。

ベースとなる菓子は、岐阜市の菓子店開発の米粉生地で作った巻せんべいで、生徒たちは、シンクタンクや菓子職人など専門家の指導のもと、昨年5月、味、パッケージ、マーケティング、プロモーションの4班に分かれて活動を開始。目指すのは「白川郷から世界に発信する菓子」で、そのためには「地元に愛される菓子」との考えのもと、国内外の観光客や地域住民などへの市場調査を実施。その結果から、味は黒糖、抹茶、カカオ、えごまみそ、生姜の5種を、パッケージも3案を提案。9月の授業参観日での試食会や10月のどぶろく祭などでのテスト販売を経て、「えごまみそ」「抹茶」「生姜」の3味に、また、パッケージデザインも決定した。

商品名も全員で考え、白川郷に伝わる助け合いの心を表す「結(ゆい)」と「わ」には、菓子の形や人のつながりを表す「輪」、和の素材、日本らしさの「和」、ゆいのわ開発の物語を語り継ぐ「話」の3つの意味が込められている。

そして3月、約1年かけて開発した「ゆいのわ」が販売された。生徒たちは「ゆいのわで村を応援したい」「村を代表するお菓子になってほしい」と話していた。

(2020年4月掲載)
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