福岡県　福津市立福間中学校　生徒会のみなさんの善きことニュース

福津市立福間中学校は、２０１１年度に「コミュニティ・スクール」に指定されて以来、「郷土を愛し、志を持った生徒」の育成に努め、地域貢献活動の推進、地域の人々や保護者と共に学ぶ機会を積極的に設けている。

生徒も学校の方針に応え、「地域のために私たちができることを考えよう」とさまざまな活動を展開しており、この「役に立ちたい」の思いは地域外にも向けられている。

今年９月には、８月に九州北部を襲った集中豪雨で被災した佐賀県の小中学校を支援しようと、自主的な募金活動を実施。活動の中心となった生徒会役員が小城市立牛津中学校を訪れ、「学用品などに使ってもらえれば」と市民や小学生たちの善意を集めた義援金を手渡した。

きっかけは、被災地のニュースを見た生徒会の役員が「私たちにもできることがあるのでは」と、生徒会のメンバーと先生に相談したことから。

自分たちで募金箱を製作。全校生徒に加え、ＪＲ福間駅や校区内の２つの小学校にも出向いて協力を呼び掛け、２３万７３７７円を集めることができた。

寄付先も自分たちで調査。あいさつ運動をがんばっているなど校風が似ている牛津中に渡すことにし、９月末、生徒会の代表が同校を訪問。義援金に同中生徒と近隣２つの小学校の児童に宛てた励ましの手紙を添えて寄贈した。

義援金を託された牛津中の生徒会役員は「大切に使わせていただきます」と感謝。その後、生徒会の取り組みなど互いの学校のことを紹介し、今後の交流を約束した。