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津波被害者ゼロ 語り継ぐ「安政印南の奇跡」国際会議で発表

和歌山県 印南町立印南(いなみ)中学校 3年生津波研究班のみなさん

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印南町立印南中学校の総合的な学習「津波研究班」の3年生が、今年9月、「国際博物館会議(ICOM)京都大会」の一環で、和歌山県立博物館で開催されたオフサイトミーティング「教育・文化活動国際委員会」に参加。約90人の委員の前で「印南中学校の防災学習−『災害の記憶』を地域の人々と共有することをめざした活動」と題する研究発表を行った。

同校では2005年度から3年生を中心に津波研究をスタート。印南湾での津波の動きに関する研究を進め、印南湾に侵入する津波シミュレーション浸水分布図を和歌山工業高等専門学校の専門家の指導のもとに作成し、そのリーフレットを校区全戸に配布した。加えて印南を襲った宝永南海地震(1707年)、安政南海地震(1854年)の津波災害記録を和歌山県立博物館の協力を得て解読し、地域に告知してきた。

今回の発表では、176人の犠牲者を出した宝永地震大津波の教訓を伝承し、147年後の安政地震大津波では一人の犠牲者も出さなかった快挙を、生徒たちは「印南の奇跡」と自負しながらも、昭和南海地震(1946年)で16人が亡くなったのは「安政の快挙が住民を油断させたのかも知れない」という。そこで生徒たちは過去の教訓を地域の人たちと共有、伝承していくことが大切とし、防災紙芝居「安政印南の奇跡」を創作し、小学校で上演する他、地元に残る災害記録文を現代語訳し、それを生かした啓発活動を継続することで「将来起こるとされる南海トラフ地震でも犠牲者ゼロを達成したい」と話し、発表を締めくくった。
(2019年10月掲載)
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