兵庫県 佐用高校 生徒のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

被災地石巻市を訪問 植栽やうちわ作りで絆深める

兵庫県 佐用高校 生徒のみなさん

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兵庫県立佐用高校のある佐用町は、2009年8月の「兵庫県西・北部豪雨」で佐用川の氾濫など大きな被害を受けた。生徒たちは「自分たちのできることをしよう」と、募金活動や土砂の片付けなどのボランティア活動を展開。翌年には、農業科学科を中心に、自分たちで栽培した草花のプランターを県内の高校や大学と協力し、約100個を製作。メッセージカードを添えて商店街に配布するなど、復興支援活動に取り組んだ。

2011年の東日本大震災では、全国から助けられた恩返しをしようと、全生徒が立ち上がった。家政科の生徒たちは被災地の子どもたちに、通学バッグ、お弁当袋、防災座布団などが入った手作りの「通園セット」を贈るプロジェクトを実施。同年8月には、有志生徒がバスで宮城県石巻市の仮設団地を訪ね、宮城県石巻北高校の生徒と学校で育てた花の植栽ボランティアを行った。

以来、毎年東北の被災地を訪問。今年も7月に22人の生徒が、石巻市の防災集団移転団地・二子団地を訪ね、石巻北高の生徒とマリーゴールドやベゴニアなど約220株をプランターに植えた他、家政科生徒が作った紅茶ケーキを住民に手渡し、親交を深めた。また、今回は初めて佐用町特産の皆田和紙で作ったうちわ75枚を持参。うち25枚を住民と一緒に製作した。うちわには「つなげよう 絆 佐用の心を石巻へ」のメッセージが書いてあり、住民からは「生徒たちの来訪を楽しみにしていた。これからも縁を大事にしたい」と話す。二子団地は昨年度まで訪れていた追波川仮設住宅の住民の多くが移り住んでおり、生徒たちは、今後も「絆」の心を忘れず、活動を続けていくと力を込めた。
(2019年8月掲載)
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