鹿児島県 与論町立茶花小学校 5年生のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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「島の美ら海を守ろう」 ごみ「拾い箱」にイラスト描く

鹿児島県 与論町立茶花小学校 5年生のみなさん

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鹿児島県の最南端、珊瑚礁に囲まれた島、与論島の「美(ちゅ)ら海」を守ろうと、与論町立茶花小学校の5年生が、同校の海洋教育の一環で海岸の環境美化に取り組んでいる。同町で2014年から始まった海岸に漂着したごみを拾い集める「美ら海プロジェクト365」に協力。同島の海岸には、拾った漂着ごみを入れる「拾い箱」が10台置かれており、近年では島民だけでなく観光客も加わり、入れられるごみは年間でおよそ2トンになるという。

児童たちは「拾い箱」の存在をもっと広く知ってもらおうと、昨年12月、2台の「拾い箱」に自分たちの想いを表現したイラストを描いた。ペイント作業は2班に分かれて実施。自分たちで考えた図案に合わせ、ペンキでイラストを描いたのに加え、海岸で拾った海の宝石とも呼ばれる「シーグラス」や貝殻などで装飾。さらに、箱のふたを開けると、子どもたちのメッセージを記したしおりが出てくる仕掛けも施すなど、工夫とオリジナリティにあふれたデザインに仕上げた。

2つの「拾い箱」は茶花海岸とウドノスビーチに設置され、子どもたちの海を守りたいという心が伝わってくると、好評だ。

児童たちは「『生き物の命を考えて』との思いを込めて描いた」と言い、「与論の海岸のごみがゼロになってほしい」と訴える。そして、「誠・負けじ・学び」の校訓の精神で、今後も与論の誇る「美ら海」の環境を守る活動を続けて行くと、力を込めて話していた。
(2019年3月掲載)
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