北海道 名寄産業高校 酪農科学科の生徒のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

地元小学校と連携学習 苗植えや動物とふれあい、生きる力育む

北海道 名寄産業高校 酪農科学科の生徒のみなさん

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北海道名寄産業高校は、近隣の名寄東小学校と連携学習を行っている。前身の名寄農業高校時代から30年以上続く活動で、酪農科学科の生徒が先生役となり、児童が乳牛などとふれあう動物教室や草花教室、名寄の特産品のカボチャ教室や水稲教室、食品加工教室を展開。学習を通じて交流を深め、生命の尊さや生きる力を育んでいる。

今年も5月に農業コースの2年生が、東小3年生に植物の成長について教える「草花教室」を、3年生が東小5年生を対象に「水稲教室」を開いた。

6月には東小4年生が名寄産業高校の名農キャンパス農場を訪れ、農業科学コースの2年生の指導で「カボチャ教室」を実施。苗植えから成長の観察、収穫までを体験学習する。

生徒たちの連携学習にかける熱意は並々ではなく、小学生たちにいかにわかりやすく教えるか、日頃の学びを活かすべく知恵を絞りさまざまな工夫を凝らしている。この日も苗植え前にクイズ形式のオリエンテーションを実施。子どもたちは答えを考える中で、カボチャがウリ科の野菜でキュウリやメロン、スイカと同じ種類であることなど、興味を持って学んでいた。

その後の苗植えでは「茎が折れたらカボチャは育たない」など、生徒たちの指導を受け、子どもたちは慎重な手つきでポットに植えられた苗を取り出し、マルチ(土壌を覆うビニール)に穴を開けて植え込んだ。児童たちは作業の大変さを実感した様子で、秋の収穫を一層楽しみにしていた。

(2017年8月掲載)
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