長野県 天龍村立天龍小学校 天龍みどりの少年団のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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村鳥ブッポウソウの保護活動20年 今年も巣箱を制作

長野県 天龍村立天龍小学校 天龍みどりの少年団のみなさん

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長野県南端に位置する天龍村に1998年、3つの小学校と1つの分校が統合して開校した村立天龍小学校。「天龍村の人と自然と文化」を愛する同校児童は、「天龍熊伏太鼓」の演奏活動や、保護者らと村を清掃する「天龍ピカピカ大作戦」など、さまざまな活動を行っている。

開校の前年、旧平岡小時代から取り組んでいるのが、例年5月に飛来する渡り鳥「ブッポウソウ」の保護活動だ。学校統合後は、高学年の児童によって結成された「天龍みどりの少年団」が受け継ぎ、毎年、飛来直後から観察を行い、渡り去った後には巣箱を集めて繁殖状況などを調査している。

また4月には、ブッポウソウの巣箱を手づくりし、天竜川に架かる橋や山林などに設置。営巣や繁殖を支えている。

昨年度から3年生も加わり、今年は17人の児童が巣箱作りに参加。飯伊森林組合や地域おこし協力隊の手助けを得ながら6枚の板を組み合わせ、直径10pの巣穴が開いた巣箱を1人1箱完成させた。

金緑色に輝く美しい姿が特徴のブッポウソウは、天龍村の村鳥で県の天然記念物に指定されている希少種。児童たちは「今年も私たちが作った巣箱に入り、たくさんの卵がかえってほしい」と願っている。

同少年団の「ブッポウソウ保護活動」は、2010年「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰など高い評価を得、今年は国際ソロプチミスト飯田から、継続した活動をと支援金を贈られている。
(2017年6月掲載)
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