北海道　当別高校　園芸デザイン科グリーンデザインコースのみなさんの善きことニュース

北海道の当別高校園芸デザイン科グリーンデザインコースの生徒たちは、２０１４年から、地域の人々に当別の魅力ある地域資源を知ってもらうツアー「当別青春フットパス」を企画、実施している。

「フットパス」とは、イギリスの発祥で、地域に昔からあるありのままの風景を歩きながら楽しむツアーのことで、高校生による取り組みは全国的にも珍しいという。

当別町は、豊かな自然、おいしい農産物、全国有数の花生産、開拓の歴史など、多彩な地域資源を誇る。３年目となる今年は５回実施する予定で、コースは毎回生徒たちが選び、ガイドも務める。初回は５月に実施し、約４０人が参加。当別川河川敷を通って阿蘇公園などをたどり、学校に戻る約６キロのコースで、途中生徒が自然の風景の魅力や歴史を分かりやすく解説。参加者も当別の魅力を学びながら、ウォーキングを楽しんだ。

学校での昼食では、家政科食物料理コースの生徒が、当別産豚肉を使った豚丼と園芸デザイン科の生徒が秘密の場所で採ったウドやイタドリを使った「酢味噌和え」、姉妹都市宇和島市産のグレープフルーツ「河内晩柑（かわちばんかん）」のゼリーなどで振る舞い、参加者たちの疲れを癒した。

生徒たちは残り４回のツアーでも「精いっぱいおもてなししたい」「私たち当別高生も、普段の学びを通して当別の『魅力的地域資源』となれるよう成長したい」と話していた。