長野県　岡谷南高校　書道部のみなさんの善きことニュース

長野県岡谷南高校の書道部員４人が今年３月、岡谷市内の有料老人ホームを訪問。入所者約４０人の前で書道パフォーマンスを披露した。

書道部では地域への貢献、地域との交流に力を入れており、同老人ホームでのパフォーマンスは昨年に続いての開催。今年は、７年に一度開催される諏訪大社の「御柱祭」を題材に、４人はたすきに袴姿で大きな筆を持ち、縦１・６メートル、横５メートルの画仙紙に御柱祭にちなんだ文字を、からだいっぱいに表現し、一気に書き上げた。

また、同校の卒業生で諏訪市木遣保存会の会員が、御柱の曳航の安全を願い、勇気と力が出るよう歌う「木遣り唄」を披露。お年寄りからは「よいさ！よいさ！」の掛け声もあり、おおいに盛り上がった。

その後、部員たちはお年寄りたちと質問しあうなど会話を楽しみ、最後は一人ひとりと笑顔で握手を交わした。

書道パフォーマンスと木遣り唄を楽しんだお年寄りたちは「高校生たちの真剣なまなざしと、力強い文字に引き込まれた」「唄もきれいな声でうっとりした」などと話し、感激した様子だった。

部員たちは「入所者のみなさんも楽しんでくれて、良かった」「激励の言葉もかけてもらった」とうれしそうに話していた。

なお、作品は同ホームのエントランスに飾られている。