静岡県　磐田市立竜洋中学校　生徒会のみなさんの善きことニュース

磐田市立竜洋中学校では、地域に根ざした文武両道の学校を目指しており、生徒も多彩な活動で地域との交流活動を進めている。

生徒会も役員が毎月１０日の朝、近隣の３つの小学校に出向き、あいさつ運動を実施している。今年３月には、あいさつ運動に合わせて「“私の今日”を支えた言葉」と題する小冊子を、３校に贈呈した。

この冊子は、生徒会が「私たちのふるさと、竜洋地区を暖かな心でいっぱいにしたい」と制作に取り組んできたもので、生徒、教員、保護者から「苦しい時に自分を支えてくれた言葉」を募集。約６００人分の言葉をまとめて完成させた。

「『心配してくれてありがとう』悩みを聞いてあげた友達に言われた。また力になりたいと思った」「『今までの先生で一番好き』口数の少ない生徒がいきなり言った。びっくりしたけどうれしかった」など、一人ひとりの今日を支えた言葉が、どのような状況で、誰に言われたのか、また、その時の心境などが、読み手に伝わるように構成されている。

各小学校で行われた贈呈式には、竜洋中学校から生徒会の代表が訪れ、児童代表に「悩んだ時、悲しくなった時、前向きになれるので、ぜひ読んでください」と冊子を手渡した。

同中では、あいさつと温かな言葉掛けが、笑顔あふれる地域づくりにつながると思う、と話している。