大阪府　門真市立第二中学校　生徒のみなさんの善きことニュース

大阪の門真市立第二中学校では、１９６３年の創立以来、地域との交流につとめている。

昨年秋には、同校生徒が地域住民と農業を通してふれあう農業実習を行った。

生徒たちは地域の２軒の農家から作業用の農地の提供を受けて、１つの畑では伝統野菜の「大阪しろな」を栽培。種まきから除草、収穫まで行い、１１月に行われた「第３６回門真市農業まつり」の農産物品評会に出品、大阪府北部農業共済組合長賞を受賞した。また、もう１つの畑では「大阪しろな」やほうれん草など様々な野菜を栽培した。

今年２月、同校で地域交流イベント「「二中フードフェスティバル２０１６」を開催。生徒たちが活動報告し、収穫した野菜を使った豚汁を地域住民など約５００人の参加者に振る舞った。

体育館では吹奏楽部の演奏や教師によるライブコンサート、ダンスチームの創作ダンスが披露された。グラウンドでは校区自治会や教師たちが出店し、から揚げや焼きトウモロコシ、焼き鳥などを提供。地域住民との交流を深めた。

また、生徒たちが農業実習で指導を受けた農家の方が招待され、「大阪しろな」で受賞した賞状の授与式が行われた。

生徒たちは「野菜作りを通じて多くの人との輪が広がった。最後にこれだけの人が来てくれてうれしい」と話す。生徒を引率した教師は「農業実習を通して生徒たちの自己肯定感が高まった。大人が指示しなくても自主的に作業する姿を見てうれしくなった」と話していた。