佐賀県　佐賀北高校　美術部のみなさんの善きことニュース

佐賀県立佐賀北高校の美術部の部員が、昨年の１２月２３日、近隣の佐賀市立新栄小学校の１・２・３年生の教室黒板に黒板アートを描き、児童にプレゼントした。

同校美術部は、東日本大震災被災者支援の募金活動や、宮城県仙台市の仮設住宅に暮らす住民に励ましの絵手紙を贈るなどの社会貢献活動を行ってきた。

今回の活動も「小学生を喜ばせたい」という部員の発案で実施された。東京の美術大学の学生が幼稚園や小中学校で黒板に絵を描く「黒板ジャック」活動をヒントにしたもので、部員たちは子どもたちに知られないよう事前に小学校に相談。終業式とクリスマスイブが重なる２４日に、子どもたちに披露するよう準備を進めてきた。そして２３日の祝日、２２人の部員が同小を訪問。「クリスマスプレゼント」をテーマに、６つクラスの黒板にチョークや綿棒、筆を用いてサンタクロースや人気アニメのキャラクターなどを色鮮やかに表現した。

２４日朝、登校した児童は、黒板いっぱいに描かれた絵を見てびっくりした様子。「誰が描いたの」「チョークで描いた絵は初めて見た」「すごくきれい」と感動していた。

同小の教諭は「児童の喜ぶ顔を見てうれしくなった」と高校生のサプライズな絵のプレゼントに感謝。美術部の部員は「本当に企画して良かった」「小学校とも次の約束をし、ご縁がつながった」「今度はどこになにを描きにいこうかな」と笑顔で話していた。