北海道　旭川市立神居（かむい）中学校　パソコン部のみなさんの善きことニュース

旭川市立神居中学校では、近隣の小学校と一緒に地域をきれいにする「ポイ捨てなくそうクリーン作戦」の実施など、地域との絆を深める活動に力を入れている。

今年７月には、パソコン部の生徒が身近なのに意外と知らない「町内会」について調査した。市の市民活動課の協力で、近隣の「神居むつみ町内会」を取材。防犯・防災、環境美化やイベント活動の企画・運営、加入方法などの情報を新聞にまとめて全校生徒に配布し、町内会への理解を深めた。

またこの取材中、町内会の役員から「パソコンンが苦手で」と聞いた部員たちは、町内会だよりの制作への協力を決定、早速編集作業を進めることになった。

８月中旬、町内会役員が書いた原稿を受け取り、約１週間で仕上げた。内容は神居むつみ町内会の花火大会の報告。カラー版で、花火の写真や旭川市のシンボルキャラクター「あさっぴー」のイラストを添えるなどの工夫を凝らし、親しみやすい紙面づくりを心がけた。さらに、子どももお年寄りも読みやすいよう文字を大きくするやさしい配慮も。

発行された町内会だよりを見た町内会の役員は「会報がカラーで文字も大きく見やすい。町内会員も楽しんだはず」と感謝。市民活動課の職員は「神居中生徒の活動をきっかけに、地域の人々が町内会に関心を持ち、交流が広がることで、会員加入率アップにつながれば」と期待していた。