北海道　美瑛高校　学校家庭クラブ同好会のみなさんの善きことニュース

今年５月、北海道美瑛高校に新しい同好会が誕生した。将来、料理人を目指す５人の男子生徒が立ち上げた「学校家庭クラブ同好会」だ。きっかけは発起人の生徒（２年生）が学校説明会で「本校の校訓は“志あれば必ず成る”。本気なら部を立ち上げることもできる」と言われたことから。入学後、家庭科の教諭に相談。同志を募り、昨秋から活動をはじめ、今年度、同好会設立が認められた。

５人の実力は、６月に開催された美瑛町も加盟する「日本で最も美しい村」連合の定期総会・「世界で最も美しい村連合会」世界大会の歓迎会で存分に発揮された。地元美瑛産の食材を使用したフランス料理「ガレット」を提供し、海外からの参加者からも絶賛された。

続く８月、「収穫祭（農業まつり）」と、「仮装盆踊り」を併せた美瑛町の夏のイベント「どかんと農業まつり」で「ガレット」を町の人々にふるまった。

今回は、季節の新鮮な食材を使用。５人は試作に試作を重ね、盛り付けなどにも工夫を凝らした。まつり当日は、「丘のまち交流館ビ・エール」の「ビ・エールカフェ」で、飲み物を注文した客に無料でサービス（限定３０食）した。

５人は「同好会での活動を通して、美瑛の食材の魅力に気付いた」「自分たちが作ったガレットが喜んでもらえたらうれしい」と話し、これからも「美瑛の食材のすごさを、地元だけでなく、多くの人に知ってもらえる料理を創りたい」と意気込んでいた。