徳島県　三好市立西祖谷（にしいや）中学校　全生徒のみなさんの善きことニュース

三好市立西祖谷中学校の全生徒１２人が、まちおこしに少しでも役立ちたいと、外国人観光客に地元西祖谷の魅力を英語で伝える手書きの観光ガイドマップを制作した。

昨年秋、英語教室講師の経験がある市地域おこし協力隊隊員らの指導を受け、３年生が地図の作成と国指定重要有形民俗文化財のかずら橋やびわの滝などの観光名所を、１、２年生が祖谷そば、そば米雑炊などの郷土料理や特産品などを英語で解説。ホテルで外国人宿泊客に配布すると共に、ガイドマップを使い、英語でホテルのフロント業務にも挑戦した。

今年６月には、剣山系の国見山の詳細情報を盛り込んだガイドマップ改良版を作った。

昨秋、ガイドを配布した際、国見山登山やハイキングを楽しむ外国人観光客が少なくないことを知ったことがきっかけ。５月末に全員で国見山に登った際に撮影した写真を多数取り入れたガイドは、Ａ３八つ折りで千部作成。市内の宿泊・観光施設に設置している。

また生徒たちは、かずら橋周辺やイベント広場「かずら橋夢舞台」で、外国人観光客に英語で語りかけ、ガイドを手渡した。同時に同校のキャラクター「イヤだもん」の缶バッジを販売し、祖谷をＰＲした。ガイドを見た台湾や米国、豪州などからの観光客は「とてもわかりやすい、いろいろ巡ってみるよ」と笑顔で話していた。

生徒たちは１１月にもさらにパワーアップしたガイドを作る予定で「楽しいことや魅力を多く載せて、少しでも地元を盛り上げたい」と意気込んでいる。