広島県　大崎海星高校　有志生徒のみなさんの善きことニュース

瀬戸内海のほぼ中央に位置する広島県大崎上島に県立大崎海星高校がある。同校では、島で学んだことに誇りを持ち、島のことを胸を張って語り、島を活性化するための新たな価値を多くの人と恊働して生み出すことのできる人材の育成を目指している。

今年３月、生徒有志８人が、島にＵターンやＩターンで暮らし、働く人たちを取材したパンフレット「島の仕事図鑑」を作成した。大崎上島町商工会が主導する定住・移住支援プロジェクトの一環で、スタートしたのは昨年１２月。島にはこの数年で約１００人以上の人が移住しており、生徒たちはそれら島に移住し働く２８人へのインタビューと撮影、島の魅力紹介ページを担当、約４ヵ月かけて完成した。

そして３月末、同校視聴覚教室で「島の仕事図鑑」完成お披露目会を開催。生徒は満員の出席者を前に、インタビューを通して感じたこと、島の未来のために自分たちが出来ることなどをプレゼンテーションし、取り組みの成果を発表した。

また、４月には広島県庁を訪問し、県教育長に「島の仕事図鑑」を披露。「島に夢を抱き、働いている人がいると知った」「移住者の思う島の魅力が、私たちが思っていたものと違った」など取材時の驚きや発見を報告した。教育長はパンフレットの出来栄えを絶賛。「それぞれ夢や志を持ってがんばってください。」と生徒たちを励ました。