岩手県　大槌中学校　２年生のみなさんの善きことニュース

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町では、町民挙げて町の再建に取り組んでいる。町立大槌中学校の生徒も町の復興を手助けするために様々な活動を行っている。今年３月には、２年生（現３年生）が考案した「大槌中夢パック」の発送式を行った。

「大槌中夢パック」は、和菓子や海産物など町内の特産品をセットにしたもの。郷土の特産品、商品を広く紹介し、町の商業振興に役立てるべく取り組んできた活動が実を結んだ。

このプロジェクトがスタートしたのは昨年１２月。生徒が職場体験などで交流のあった町内の４店舗の協力を得て、お菓子セット１種類と海産物セット３種類の計４種類の「夢パック」を企画。「しおかぜセット」「おなかにひびけセット」など名前にも工夫を凝らした他、手書きの商品紹介パンフレットやラベルも全員で製作した。

初荷の出発式では、１００箱が用意され、支援への感謝と復興の願いを込めて長野と群馬に送られた。

なお、お菓子のセットは２０００円、毛ガニなどを詰め合わせた海産物のセットは各３０００円で、このニュースを知った多くの人々から注文が届いているという。