東京都　中台中学校　生徒会のみなさんの善きことニュース

東京の板橋区立中台中学校の伝統として、生徒会を主体とするボランティア活動がある。ボランティア活動を長年継続する上で、生徒会が重視しているのが、地域や全校生徒へ活動の意義をＰＲする活動だ。これまで朝の挨拶運動、生徒会新聞、全校朝礼などで積極的にはたらきかけてきたが、中でも最も注力しているのが、文化祭などで行う自作のラップソングなどによるＰＲパフォーマンスだ。

スタートしたのは２００７年。当時、生徒会ではアジアの子どもたちを支援する「シャンティ国際ボランティア会」に協力し、絵本を贈る活動を行っていた。その際、資金を集めるために文化祭でラップソングによるＰＲパフォーマンスを実施。「ナカダイ、ナカダイ、ナカダイチューガッコウ！」と歌う彼らの姿に、来場した生徒や地域住民も一気に盛り上がり、活動への認識を大いに高めた。

その後もＰＲパフォーマンスを積極的に推進。現在では、２００８年から始まった省エネルギーを呼び掛ける活動や、東日本大震災の復興支援の一貫として、みやぎこども育英基金に寄付する活動をアピールするためのＰＲ活動に力を入れている。

これらのＰＲ活動でボランティアスピリットアワードコミュニティ賞や洞爺湖サミット参加宣言優秀賞を受賞。活動の中心となった生徒会役員は、「ＰＲ活動は大変だが終わった時の充実感と成果から得られた達成感により、またがんばって活動しようという気持ちになる」と話している。