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善きことをした高校生達

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被災した地元の復興へ 自分たちで育てた米で日本酒を商品化

宮城県 宮城農業高校 農業科作物研究班のみなさん

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東日本大震災で被災し、仮設校舎で学ぶ宮城県農業高等学校の農業科作物研究班の生徒が、自分たちが栽培した酒米「蔵の華」を使った特別純米酒「復興太鼓 宮農」の製造を企画、酒造の協力を得て商品化した。

今回の商品化の目的は、地元被災者を励まし、また校舎を失った自分たちの再出発のきっかけにしようというもの。「被災した仲間や家族とこの酒を酌み交わしてもらい、復興への力に変えてほしい」との願いを込めた。

ラベルのデザインも、復興への決意と力強さを表す黒で校章を大きくあしらうなど、自分たちで考案した。

まず米づくりは、学校田が津波をかぶったため、仮設校舎近くに水田を借りて昨年5月に作付けし、9月に約2400kgの酒米を収穫した。

酒づくりは、宮城県栗原市の醸造メーカーが生徒の心意気を感じて引き受けた。精米歩合55%まで磨いて使用。軽やかな辛口ですっきりした香りに仕上がった。

2月から同校の地元名取市の酒店のみで販売しており、価格は720mlが1470円、1.8Lが2940円。売上金の一部を義援金として寄付する。

今回の取り組みに参加した生徒は「自分たちががんばっている姿が伝わり、地域と学校の交流が深まればうれしい」と話す。また生徒を指導した教諭は「米の栽培から醸造、製品化、流通までを実習できたことは、生徒にとって大きな経験になる」と話し、農業新時代を支える人材になるよう、切磋琢磨してほしいと期待していた。
(2013年4月掲載)
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