神奈川県　相川小学校　児童のみなさんの善きことニュース

東日本大震災で被災した宮城県の石巻市立相川小学校。「同じ校名、みんなでできることをしよう」と立ち上がったのが、神奈川県の厚木市立相川小学校の子どもたちだ。昨年度は、１〜６年生約１０人ずつで構成する「相川冒険隊」ごとに、激励の寄せ書きと両校の校章入りのうちわを作ることにしたところ、賛同した地元住民などからも寄付金が集まり、タオル、ウエストポーチなども一緒に贈ることができた。

「ぼくたちは同じ相川小」「厚木市から応援しているよ」などの寄せ書きや、ビデオレターで歌った「フレンズ・オブ・アイカワ」に、石巻の相川小児童は大喜びしたという。

今年度は、仮設住宅でげた箱の消臭などに使ってもらおうと、竹炭を作り、送ることを計画。７月に切り出した竹を分割するなど、児童みんなで準備を進めてきた。児童みんなで準備を進めてきた。この活動に、保護者や地域の有志が結成した「相川交流プロジェクト」のメンバーも協力。学校菜園の一角に竹炭用の窯を２基造った。

９月６日、６年生約３０人とプロジェクトのメンバーが学校に集結。６年生が十分に乾燥させ、細かく割った竹を校舎から運び、メンバーが窯にぎっしりと竹を詰めた後、窯を土に埋めて火入れした。竹炭は翌７日に完成。１５日に相川地区の仮設住宅住民らに届けられた。

石巻の相川小では統廃合の話も出ているが、子どもたちは「今後もみんなで支援を続け、石巻の相川地区の人々との交流も深めていきたい」と意気込んでいる。