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善きことをした高校生達

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復興ボランティア、継続こそ大事と再び被災地を訪問

兵庫県 三田祥雲館高校 気仙沼大島ボランティアのみなさん

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東日本大震災の直後から被災地支援活動に取り組んできた兵庫県立三田祥雲館高校。昨年5月には、保護者たちと協力して集めた中古自転車112台を修理・点検し、宮城県気仙沼高校に寄贈している。また8月には、有志生徒7人が関西学院大学総合政策学部の厚意で、気仙沼大島支援プロジェクトに同行。気仙沼高校を訪問した他、大島でがれきの撤去、七夕まつりの準備などに汗を流した。

そして今年3月、22人の生徒と引率の教員2人が気仙沼大島に再び訪問し、海岸清掃などのボランティア活動に取り組んだ。

再訪のきっかけは、8月の活動に参加した生徒が、他校の生徒からボランティア体験について聞かれたことから。「ボランティアは継続することが大切。もう一度気仙沼に行きたい」との想いが強まり、学校に要望、実現することになった。

22人の生徒は、ひょうごボランタリープラザから、バス1台を借り受け、まず気仙沼高校を訪問し、テントを寄贈。学校紹介やクイズ大会などで交流を深めた。

続いて訪れた大島では、田中浜で海岸清掃と桜の記念植樹を、景勝地、竜舞崎で遊歩道や駐車場の清掃活動に取り組んだ。

今回の活動に参加した生徒には、清掃活動などの他に、もう一つ大きな目的があった。それは、大島の観光地の魅力を調査し、兵庫県に戻って大島の良さをPRすること。そのため、大島を一望する亀山や珍しい鳴き砂で知られる十八鳴浜(くぐなりはま)に足を運んだ他、地元の人々にインタビューし、大島のアピールポイントを取材した。そして、終業式での報告会に加え、校外でも観光プレゼンテーションを行い、大島の観光客増に役立てる。

昨年夏に続いて参加した生徒は「宿の人から『また来てね』と言われ、やって良かったと思った。今回は高校生だけだったが、自信を持って活動できた」「今後も自分たちでできる支援活動を続けていきたい」と真剣な眼差しで話していた。
(2012年6月掲載)
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