和歌山県 大島小学校 12人の6年生の善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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トルコ大地震の被災地に元気を届けようと、みんなで寄せ書き

和歌山県 大島小学校 12人の6年生

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和歌山県串本町の沖合に浮かぶ紀伊大島に町立大島小学校がある。同小の子どもたちは、美しい自然環境や町の歴史的風土の中で、思いやりの心の大切さを学んでいる。

2011年度の3学期には6年生12人が、昨年10月23日に起きたトルコ大地震の被災地に励ましのメッセージを書いた寄せ書きを、串本町を通じてトルコ大使館に贈呈。後日大使館からトルコ本国に送られた。

1890(明治23)年9月16日夜、島の東端に突き出した樫野埼(かしのざき)沖で、トルコ軍艦エルトゥールル号が遭難。島の人々は夜を徹して遭難者の収容と手当てを行い、約70人を救出した他、犠牲者も手厚く葬るなど献身的に活動したことが縁で、串本町とトルコとの絆は今も強く結ばれている。

大島小学校(当時は樫野小学校)の児童は、その後、犠牲者の墓地の清掃活動を続け、清掃後や追悼式典の際には、追悼歌を全校児童で歌っている。また、現在では総合的な学習の時間などでトルコについて学んでいる。

6年生はトルコの学習のまとめとして、日本とトルコの絆について学習している。トルコ大地震が発生した際は、すぐさま「自分たちでできることをしよう」と、昨年11月に寄せ書きして学校に置いていた。

縦1メートル、横1・2メートルの布に記した寄せ書きの中央には、日本とトルコの国旗同士が握手する絵を描き、そのまわりに「一日でも早く皆さんが元気になりますように」「この手紙を見て少しでも元気が出てくれるとうれしいです」などと、12人の児童一人一人が「平和マーク」などのイラストを添えてメッセージを書いた。

児童は「トルコの人たちに元気になってほしい」「トルコの子どもたちに見てほしい」「トルコの人たちが少しでも笑顔で前に進めてもらえたら」と願っていた。
(2012年5月掲載)

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