大分県 海洋科学高校 生徒会のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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震災の復興願い、絆深める手作りミサンガを贈る

大分県 海洋科学高校 生徒会のみなさん

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大分県臼杵市にある県立海洋科学高校。学ぶ意欲やたくましく生きる力をじっくりと育て、将来、水産・海洋関連を中心とした産業界及び地域社会の発展に貢献する人材の育成に努めている。生徒も日頃の学びを生かした様々な社会貢献活動を推進している。

2011年11月には、生徒会が中心となり、東日本大震災からの復興をめざす宮城県気仙沼向洋高校にエールを送ろうと、手作りのストラップとミサンガ500本を贈った。

臼杵市は、気仙沼市の「サンマまつり」に2001年から参加。地元産のかぼすを出品するなど交流を深めている。臼杵市の企業が「サンマまつり」実行委員会の関係者に「何かできることはないか」問い合わせたところ、「津波被害に遭い、3つの高校に間借りし、分散して授業を続けている気仙沼向洋高校の生徒を元気づけてほしい」と返事があった。この話を聞いた海洋科学高校の生徒会は、手作りのミサンガを贈ることを決定。気仙沼向洋高校とは、ハワイで互いの実習船を見学したことがあるなどつながりがあった。

7月、生徒会は臼杵市で開催された「全国水産・海洋高校カッターレース大会」で、参加20校から気仙沼向洋高校に向けたメッセージを募った。同時に全校生徒にミサンガ作りを呼びかけたところ、ほとんどの生徒が賛同。放課後などの時間を利用してミサンガ作りに参加した。

そして11月、生徒みんなが「遠く離れた大分からも見守っているよ。つながっているよ」という思いを込めて作ったミサンガなどを、メッセージの寄せ書き「絆」とともに気仙沼向洋高校に送った。

今回の活動の柱となった生徒会役員は、「まだまだ大変だと思うが、笑顔を忘れず一つ一つ乗り越えて早く復興できるようがんばってほしい」と願っていた。
(2012年2月掲載)
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