香川県 琴平高校 ボランティア同好会のみなさんの善きことニュース

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善きことをした高校生達

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東北の被災者へ、手紙で激励

香川県 琴平高校 ボランティア同好会のみなさん

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1937(昭和12)年、香川県琴平町に創立した県立琴平高校。同校は地域連携重点校として「地域の方々との交流や社会体験活動をとおして、故郷で活躍する人材の育成」を目標に、特色ある学校づくりを推進している。生徒も、地域への多彩な貢献活動や奉仕活動、イベントや行事への参加など、地域との緊密な交流に努めている。

「地域で学び、地域で育つ琴高生」は、その精神を他の地域の人々にも向けている。ボランティア同好会「とらすとK」の活動も、その一例だ。

同会は、2005年、阪神・淡路大震災から10年の報道で孤立する被災高齢者のことを知った2人の生徒が、高齢者の方々と文通することで少しでも心の支えになればと、他の生徒に協力を呼び掛けたことをきっかけに発足。以来、神戸の高齢者の方々と交流を続け、絆を深めてきた。

同会の生徒は、今年の3月11日に発生し、甚大な被害をもたらした「東日本大震災」の被災者に対しても、「少しでも力になりたい」とすぐに立ち上がり、街頭募金活動を実施。さらに、神戸・淡路大震災の被災高齢者との交流や経験から、被災者の心に寄り添う活動をしようと、メンバー21人と活動の趣旨に賛同した有志生徒6人が励ましの手紙を書いた。

6月14日、一人ひとりが被災者への思いを込めてつづった手紙約30通と、一緒に送る折り鶴の制作や返信用はがきをそろえるなど、発送のための準備を行った。

この日参加した「とらすとK」のメンバーは「“がんばって”という言葉は、使わないように心掛けた」「私たちが、手紙を通じて被災者の方々の話し相手になり、励ますことができれば」と話していた。

なお、同校生徒の手紙は、神戸のお年寄りとの交流の橋渡しをしているNPO法人「よろず相談室」(神戸市)に託し、後日、宮城県の石巻市と気仙沼市の避難所に届けられた。
(2011年9月掲載)

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