滋賀県 蒲生西小学校 代表委員会のみなさんの善きことニュース

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善きことをした小学生・中学生達

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みんなの力で被災地に希望の光を贈ろう! と募金活動を推進

滋賀県 蒲生西小学校 代表委員会のみなさん

滋賀県の南東部に位置する東近江市。東に鈴鹿山系、西に琵琶湖があり、市域を流れる愛知川と日野川の流域に緑豊かな田園地帯が広がるこのまちに、市立蒲生西小学校がある。“毎日が参観日”と開かれた学校を目指す同校の児童は、日々の学校生活や恵まれた自然環境の中で、地域への思いやりとやさしさを育んでいる。

その同校児童のやさしさは、「東日本大震災」の被災者にも発揮された。

3月11日に発生した「東日本大震災」は、阪神淡路大震災を知らない同校児童にとって、初めて知る自然の猛威と脅威だった。そして、ニュースなどで、被災地では多くの小学生がランドセルや文具、教科書だけでなく、学校までも無くしたことなどを知るにつけ、「自分たちにできることはないか」の思いを強くした。

5年生の授業では、被災地の現状を知り感じたことを日記に書く宿題が出され、多くの児童が「募金活動をしたい」と記し、中には義援金を手に登校した児童もいたという。

そこで、3〜6年生の代表委員で構成する代表委員会が募金活動を計画。発生から1週間後の17日には、給食の時間に校内テレビで全校児童に募金への協力を要請した。

6年生の卒業後は5年生の代表委員が中心となり、22、23、24日の三日間、午前7時50分から8時まで、児童昇降口で登校する児童に呼びかけたほか、職員室にも足を運び、教職員に「募金をお願いします」と訴えた。

24日の放課後には、代表委員会の児童が、市社会福祉協議会蒲生支所に連絡し、「被災者の方々のために役立てて」と、全校児童と教員の協力を得て集めた義援金96027円を手渡した。

募金活動を推進した代表委員会のメンバーは、「みんなの思いやりの心を感じた」「先生も協力してくれてうれしかった」「いろんな人が募金をしてくれた。(自分たちが)生きているだけでもすごいことで良かったと初めて感じた」と、命の大切さを改めて学んだといい、「地震や津波の被害は大きかったけど、早く元通りになってほしい」と、一日も早い復興を願っていた。

山口龍三校長は「子どもたちと気持ちを一つにして取り組むことができた。本当によくがんばってくれた」と、代表委員会の子どもたちの成長を喜んでいた。
(2011年5月掲載)

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