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伊勢平氏発祥の地として伝えられ、江戸初期、藤堂高虎によって町づくりが進められた三重県津市に、開校以来89年の歴史を誇る県立津商業高校がある。中勢地区唯一の商業専門高校である同校は、バレーボール部やソフトボール部、簿記部などの部活動の盛んな高校として、全国的に知られている。 また近年では、各学期にクリーン週間を設ける、教室から出るごみを指定された分類で95%以上正しく分別する、などの環境教育を学校を挙げて推進している。生徒も、学校の方針に呼応し、生徒会を中心に校内ならびに地域に貢献する環境美化活動を展開している。 今年の6月24日には、生徒会主催の校外清掃活動を実施した。 同校生徒一人一人の環境意識を高めると共に、奉仕の精神を育てようと、昨年から実施しているもの。 当日放課後、約150人の有志生徒と教職員が校庭に参集。生徒らは軍手とごみ袋を手に、同校から最寄り駅の「近鉄津駅」までの通学路や近くの公園、空き地などでごみ拾いを行った。活動は1時間ほどだったが、捨てられた紙くず、吸い殻、空き缶、ペットボトルなどをきちんと分別したごみ袋は、軽トラックの荷台いっぱいになった。 環境問題やごみ問題、リサイクルなどの情報やニュースが毎日のように発信される中で、まだまだ心ない人の多いことに嘆く生徒もいた。 しかし、今回の校外清掃活動の参加者は、昨年の100人を大幅に上回るもので、同校生徒の環境問題に関する意識は、確実に高まっていると言える。また、清掃活動中、地域の人から「ご苦労様」「きれいになったねぇ」と感謝の言葉をかけられた生徒は、思わず笑顔に。暑い中での作業だったが、参加した生徒はみな、地域社会に奉仕する喜びを噛みしめながら、気持ちのいい汗をかいていた。 |
| (2008年9月) |
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