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大分県大分市の南東、豊後水道に面した風光明媚な海沿いの都市、津久見市に、今年創立70周年を迎える県立津久見高等学校がある。同校は、地域に根ざした学校づくりを重点目標とし、明るく元気で協調性があり、教科・学科の基礎基本を習得し、コミュ二ケーション能力のある生徒の育成に努めている。 生徒も学校の方針をしっかりと理解し、地域の人々との交流や地域社会への貢献活動に熱心に取り組んでいる。 例えば今年の5月には、JR津久見駅周辺の駐輪場で地域安全パトロール隊の生徒が、自転車のカギかけを呼びかける啓発活動を実施するなど、様々な活動を展開している。 6月には、1年生の女子生徒グループ10人が、津久見市の夏の恒例イベント「つくみ港まつり」(7月18、19日)の初日の中心行事「ソイヤつくみ」の踊りを市民に教えるなど、地域の活性化と健康づくりに取り組んだ。 指導のきっかけは、踊りのスポーツ効果に注目した市公民館とエンジョイつくみが「ソイヤつくみ」教室の開校を企画し、教室生を募集。主婦や会社員ら女性7人が応募してきたことから、学校を通じて女子生徒に指導を依頼。生徒も「私たちにできることなら」と快諾し、6月からボランティアとして指導することになった。 会場の市公民館では、毎月第1、3木曜日の午後7時から市民が集まり、女子生徒の指導で踊りを練習する。扇子踊りや津久見音頭を現代風にアレンジした振り付けの「ソイヤつくみ」は、跳びはねる動作も多く、かなりの運動量で、みな汗びっしょりになって練習に取り組んでいる。 またエンジョイつくみは、生涯スポーツの拠点として国などの方針で設立された総合型地域スポーツクラブ。今回の「ソイヤつくみ」教室を企画した職員は、高校生の的確な指導に目を細め、「健康づくりと仲間の輪がさらに広がってほしい」と期待する。 女子生徒は「まちの活性化のために、みんなに踊りを楽しんでほしいし、自分たちも好きなので指導を引き受けました」「今年もみんなで「ソイヤつくみ」に参加します。会場では環境や福祉の募金活動も行うので、ぜひご協力を」と力を込めて話していた。 そして祭の当日。市内中心部の駅前通りと海岸通りで開催された「ソイヤつくみ」は、職場や地域、子供会など約30団体、約1000人が練り歩く中で、女子生徒と教室生は見事な踊りを披露していた。 |
| (2009年8月) |
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