|
香川県 飯山高校 家庭クラブ・生徒会・農業クラブ・ボランティア部のみなさん
|
|
四国の名峰「讃岐富士」の名で知られる飯野山を望む香川県丸亀市飯山町に、県立飯山(はんざん)高校がある。1914年に創立した同校は、春は桃の花が咲き誇り、夏はひまわりの花が学校農園を彩る自然に恵まれた教育環境にある。2009年に創立95周年を迎える同校の歴史は、そのまま地域との交流の歴史であり、その伝統は今も生徒の心にしっかりと息づいている。 今年の11月11日には、生徒が自分たちで育てたビオラとパンジーの鉢植えを、近くの商店などにプレゼントした。生徒は数人ずつに分かれて各店に運び、日頃お世話になっていることへの感謝を込めて、店頭に飾った。 「花の宅配便」と名付けられた取り組みで、今年で2年目。地域住民との世代を超えた交流を通して、コミュニケーション能力や進路意識の高揚を図る「飯高Sunflower Project」の一環。約80鉢が用意されたビオラとパンジーの2種類の花は、生徒が8月に種をまき、水やりなどの世話をしながら育ててきたもので、10月中旬に開花した。 当日は、家庭クラブや生徒会、農業クラブ、ボランティア部のメンバー約30人が参加。4グループに分かれ、学校周辺の青果店や文具店、農協など15店舗を訪問し、花を宅配した。 花を贈られた店主たちは、「花があるとお店が活気づいて、お客さんにも喜んでもらえる」「こんなにきれいな花をありがとう。お店の雰囲気がなごみ、やさしい気持ちになる」と、生徒の心づかいに感謝していた。 今回のプロジェクトに参加した生徒は、「日頃のお礼の気持ちが伝えられてよかった」「自分たちで育てた花で、街が美しくなればうれしい」「地域の人々と接することは貴重な機会。飯高生徒の伝統にしたい」と話していた。
|
| (2008年12月) |
|