 横浜市泉区の相鉄線緑園都市駅構内には、有料で希望者に提供しているギャラリーがある。そして今年の夏、5日間にわたり、県立上矢部高校3年生の広瀬美穂さんが初めての個展を開いた。美穂さんは同校の美術部員で、現在は東京の美術大学進学を目指して頑張っているという。 同校は、美術・陶芸など芸術に力を入れている高校で、毎年、横浜市内で「上矢部高校美術展」と題し生徒達の作品を多数展示している。そして、美穂さんの所属する美術部も部員数30名という人気のクラブだ。同部では毎年、部員達が競ってこのギャラリーで個展を開いてきたという。そして美穂さんも、先輩の個展を見て感激、高校生時代の集大成としての個展を決意したという。 今回展示されたのは、昨年から今年にかけて描いた36点。自画像などを含む油絵の人物画と、カラーインクやアクリルを使った水彩の抽象画が中心。中でも人物画などは人物の肌の色を自分なりにアレンジして表現したという。そして今、美穂さんが一番楽しいというアクリルを使った水彩画は、描いていくうちに偶然に出来る色彩表現が好きだという。「特に透明感のあり色彩豊かな水彩画は、大好きな画家サム・フランシスからも影響を受けていると思います」と話す。 今回の個展では、5日間で約200人以上のお客さんが集まったという。そして「基本的な技術がしっかりしている。造形的なアイデアもある」や「絵を見て元気が出た」という嬉しい声も寄せられている。美穂さんは将来、テキスタイル・デザインに進みたいとか。「絵は自分を成長させてくれるモノ。今後は、テキスタイルをしっかり勉強して、楽しい作品やコラージュなどを次の個展では発表していきたい」と更なる意欲を燃やしている。
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| (2003年11月) |
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