上山明新館高等学校の独自の取り組み「善きことをした高校生達」。資料(パンフレット)請求、入試(受験)、説明会などを掲載

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上山明新館高等学校

(高等学校/公立/共学/山形)
学校パンフレット紹介
山形県 上山明新館高校 科学部 木村結さん 安達友佳里さん
 蔵王連邦を仰ぐ美しい自然環境に恵まれた町、山形県上山市。歌人斎藤茂吉のふるさととしても知られる同市にある、山形県立上山明新館高等学校の科学部に所属する3年生2人が、今年の7月、紅花(ベニバナ)の色素を利用し、写真をピンク色に着色することに成功した。
 着色実験に取り組んでいたのは木村結さん、安達友佳里さんの2人。科学部では、これまでにも先輩たちが写真の着色実験にチャレンジしてきたが、いずれも挫折。いつしか同部内では“必ず失敗する実験”とされてきた。
 入部後、写真をセピア色で現像する実験などに力を注いでいた2人が、紅花での写真着色に挑戦しようと考えたのは、2年生の春。以降、顧問の鹿野秀司教諭の指導を受けながら、研究を重ねてきた。
 だが、成果のない日が続いた。紅花染めの技法や写真の着色技術はわかっていた。しかし、単に両方をあわせただけではピンク色に染まることはなかった。しかも、紅花を使っているのにもかかわらず、写真が青く染まったり、写真の中身すら出てこないこともあった。安達さんは「先輩たちが成功しなかった実験なので、あきらめかけたこともあった」と、話す。
 日々試行錯誤を続け、懸命に実験に励む2人に、ついに女神が微笑む日が訪れた。その日、写真の現像過程で帰宅時間が迫り、後片づけをする時間が取れずに残した紅花が、折からの暑さで腐敗したところだけ、花びらの形に鮮やかなピンク色に染まっていたのだ。「写真がピンク色に染まった時は、跳び上がりたいぐらいうれしかった」と、木村さんは、その時の感動を語る。
 科学部が挑戦をはじめて通算6年目にして初めて成功した着色実験。2人はその後、時間をかけて信頼度の高い実験条件を発見しているが、「さらに実験を重ね、よりいっそう着色の精度を高めたい」と、これまで以上に意欲的だ。
 “知・徳・体の調和のとれた人間”の育成を目標とする上山明新館高校では、多くの体育会系・文化系クラブや生徒たちが、インターハイや全国大会に出場しており、今回の2人の成功も、同校の教育の積み重ねの成果といえるだろう。
 なお、2人の作品は、8月7日〜9日の全国高等学校総合文化祭神奈川大会や、9月1日に開催された同高の学園祭「麗明祭」で展示され、多くの来場者が足を止め、見入っていた。
下写真1下写真2
(2002年11月)
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