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宮城県 尚絅学院高校 2、3年生80人の生徒のみなさん
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杜の都、宮城県仙台市に開校以来117年の歴史と伝統を誇る尚絅学院高校。2008年、女子高から男女共学校へ生まれ変わった同校は、キリスト教を基礎に、内面を豊かに、謙虚な心をもって他者と共に生き、社会に貢献できる人間教育を推進している。生徒も、この学校の教育方針をしっかり受け止め、老人ホームなどの福祉施設への訪問・奉仕活動、地域の清掃活動や街頭募金活動等への参加・支援などのボランティア活動を実施している。 今年の5月10日には、仙台市の中心部を走り抜ける「第19回仙台国際ハーフマラソン大会」にボランティアとして参加した。昨年に引き続いての2回目の活動で、今回は保育・福祉系などで学ぶ2、3年生80人が結集。車いす選手たちのサポート活動に取り組んだ。 今大会の参加選手は1284名で、うち車いすの部には41名が出場。生徒は、担当した選手の支援の他、コースをパイロンで区切ったり、路上に立って選手を誘導したりした。またレース後には、着替えや競技用車いすの片付けを手伝った。 初参加となった昨年、生徒の多くが大会前「障害を持った選手とどう接したらいいかわからず、戸惑いがあった」という。しかし、レース前に選手と触れ合うことで、「障害という自分が勝手に作っていたイメージや壁を、選手のみなさんのおかげで解消することができた」と打ち明ける。 そして今年、80人の生徒は「他者と共に生きる」精神を存分に発揮。その心のこもった応対に、選手たちも「レース前の緊張も生徒との会話で和らぐ。本当に助かります」と感謝する。 また、ゴール到着時には「お帰りなさい」「お疲れさま」と声をかけながらタオルを差し出すと、選手はほっとした様子で汗を拭っていた。 前回も参加したという生徒は「昨年の経験から、今回は進んで行動することができた。充実したボランティアだった」「担当した選手以外の人とも交流できた」と、今回もかけがえのない経験をしたようで、「卒業しても大会ボランティアとして参加したい」と意欲を示す。 生徒のやる気や希望を尊重しながら、ボランティア活動を支援しているという同校では、「生徒は実際の活動を通して、奉仕活動や福祉活動のあり方や「他者と共に生きる」ことの本当の意味を学んでいるようだ。今後も様々な活動に積極的に参加し、社会貢献できる人間として成長してほしい」と願っていた。
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| (2009年5月) |
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