協和学院水沢第一高等学校
(高等学校/私立/共学/岩手)
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岩手県奥州市に1926年に開校した協和学院水沢第一高校。仏教精神を基礎とした人間教育をモットーとする同校は、地域に開かれた教育、地域に信頼される学校を目標に、生徒を中心に父母と教職員、地域が連携し、それぞれが共に育ち成長する「育ち合いの学校」作りを目指している。生徒も、地域との交流に努めると共に、福祉貢献活動、ボランティア活動等に積極的に取り組んでいる。文化祭(一高祭)で生徒会やクラスの企画での収益金を貧困国への送金、地震や津波の被災地への義援金として役立てたり、福祉施設への訪問などが評価され、日本善行会や市民憲章推進協議会から表彰されている。 こうしたボランティア活動の中で、地元で高く評価されている奉仕活動がある。1996年から続けている「日高火防祭(ひだかひぶせまつり)ボランティア清掃」だ。日頃支えてくれる地域への恩返しとして、観光客などが祭りを気持ちよく見られるよう、街をきれいにしようと、当時の生徒会が全生徒に呼びかけたことがきっかけとなった。 13回目となる今年も、生徒会執行部と生活委員会が中心となり、「日高火防祭」の本祭の4月29日と30日の2日間にわたって実施した。29日は全校生徒292名のうち250名以上、30日は270名以上が、午前7時30分に水沢振興局に集合。会場の駅通りを中心にごみ拾いを行った。地域の人々から「おつかれさま」「今年もきれいになったね」「ありがとう」と声をかけられた生徒は、気持ち良さそうに汗を拭っていた。 加えて今年は、屋台運行にも協力し、伝統の祭典を後押しした。 「火」の町印をつけた柳町組の「打ちばやし屋台」には3人の生徒が参加。男児が大太鼓、小太鼓を打ち、大人の男性2人が横笛を吹く屋台を、足を踏ん張り、力いっぱいに押した。また休憩中には、搭乗する子どもたちと一緒に遊ぶなど交流を楽しんだ。 生徒は「最初はしんどかったけど、組の人に教えてもらいながらだんだん要領も分かってきた」「めったにない経験で楽しいし、太鼓を打つ子どもたちもかわいい」と、笑顔で話す。また、柳町組の副年番長は「屋台運行の人手が足りなくなってきているので、生徒の参加は本当に助かる」と感謝し、「今後も協力してもらえれば、ありがたい」と期待を込めて話していた。
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| (2009年5月) |
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