花巻農業高等学校の独自の取り組み「善きことをした高校生達」。資料(パンフレット)請求、入試(受験)、説明会などを掲載

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花巻農業高等学校

(高等学校/公立/共学/岩手)
1907(明治40)年、岩手県花巻市に開学して以来、本年度で創立104年を迎える農業の専門高校、それが県立花巻農業高校だ。詩人で童話作家の宮沢賢治が教壇に立ったことでも知られる同校は、価値ある生き方について自ら考え、学び、探究でき、社会人として通用するものの見方、考え方、行動ができる生徒の育成を目指している。生徒も、学習やクラブ活動を両立すると共に、常に切磋琢磨をしながら、個性を磨き、目指す進路の実現に向けて、意欲的に取り組んでいる。地域社会に対する貢献活動にも熱心で、今年の6月11日から13日まで、地元花巻市で「イーハトーブ 花いっぱいの 花巻から」をテーマに開催された「第53回全日本花いっぱい花巻大会」にも、様々な形で奉仕活動を展開した。
開催前の5月27日から6月1日までの土日を除く4日間、同市松園町にある市総合体育館前で、大会を記念するデザイン花壇の整備作業に協力した。
同花壇は、同校生徒が“イーハトーブ花巻”の名付け親でもある宮沢賢治の童話を参考に、猫や宇宙空間をイメージしてデザインしたもの。体育館南側のロータリー約640平方メートルに4種7色、約1万9000本の花苗を使用し、“花のまち花巻”を全国にアピールしようと、オリジナル花壇の創作に取り組んだ。
初日の27日は1年生約40人が参加。曇りで肌寒いお天気だったが、生徒らは教諭の指示を受けながら、花壇の中央部から順に作業を開始。設計通りとなるよう等間隔に花苗を植え付ける作業に汗を流した。その後6月1日まで、生徒約170人が花壇整備に参加し、無事完成させた。
5月27日の花壇整備に参加した1年生は「訪れるたくさんの人たちに、きれいだと思われるよう、苗をていねいに植え付けるよう心掛けた」と話し、「花の文字が付く花巻を全国から訪れる観光客にアピールできたと思う」と、笑顔の花を咲かせていた。
花巻市は、約40年間にわたって「花いっぱい運動」を推進、1993(平成5)年にも「全日本花いっぱい全国大会」を開催している。今回の「全国大会」でも、多くの市民や学校、団体が協力し、花で街を彩った。期間中、多くの観光客が来場。同校生徒デザインの花壇などを見て回り、宮沢賢治が名付けたイーハトーブ花巻の風を全身で感じて、花巻の魅力を堪能していた。
なお同校は、全日本花いっぱい連盟から岩手県内の功労者として、矢沢地区区長会、成島小学校、岩田清、高橋浩(以上花巻市)ゆめ花倶楽部(盛岡市)と共に、功労表彰を受賞した。
(2010年6月)
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岩手県 花巻農業高校 藤原信真君ほか
右上写真
 廃棄物の有効活用と畜産農家のコスト削減を目指し、岩手県立花巻農業高校の農学科畜産研究班の3年生5人が、おからと米ぬかのリサイクル飼料を開発した。研究に立ち会った鈴木教諭と生徒らは「将来は地元の農業経営に役立つよう、実用化に結びつけたい」と意欲十分だ。
 研究をはじめたのは昨年の12月。タンパク質などの栄養価に優れているが、半分は廃棄処分されるというおからに着目し、豆腐製造会社と提携の上、飼料の試作を繰り返した。だが、おからは水分が多いため長期保存ができない欠点があった。
 そこで同校では、糖分の多い米ぬかをコイン精米所から調達し、おからにまぜて2週間寝かせることで乳酸発酵を促すことに成功。さらに、中身を取りのぞき廃棄物となったカキ殻も加え、ミネラル分を強化してその欠点を克服した。
 近隣の畜産農家の協力を得たリサーチでは、長期保存に優れているほか牛の嗜好性にも優れ、評判は上々。地元企業と提携した実践的な研究が成果を挙げた。研究班リーダーの藤原信真君は、この取り組みをこう振り返る。「放課後に遅くまで残り、実験を繰り返したかいがあった。この飼料は低コストが魅力。商品化で農家の経営に役立てられればうれしい」。さらに、以前からおからの全量リサイクルに取り組んでいる豆腐製造会社の黒川社長は「生徒たちの頑張りが実を結び本当にうれしい。このような技術が企業に取り入れられることで、業界全体でリサイクルがさらに進んでほしい」と期待する。
 リサイクル飼料は、10月に京都府で開かれた日本学校農業クラブ全国大会で発表され、「これまで廃棄物だったものから、有用な飼料を生み出した画期的なアイデア」と専門家たちも高く評価している。
(2002年12月)
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