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豊かな水と緑あふるる故郷、長野県木曽町に、2007年4月、長野県木曽高校と長野県木曽山林高校が統合して誕生した長野県木曽青峰高校がある。 木曽の豊かな自然に囲まれ、未来に向かって成長していく同校の生徒は、日頃の学校生活の中で確かな郷土愛を育んでいる。生徒会や部活などを通して、多彩な貢献活動を行っており、地域の評判も高い。 昨年の11月8日には、森林環境科・木材分析加工部の生徒が考案し製作した木曽ひのきの樹皮を使ったうちわが、長野市で開催された「さわやか信州エコグランプリ2009」で最優秀賞を受賞した。 このエコグランプリは、県地球温暖化防止活動推進センターが主催で、今回で3年目。選考会には、応募14件の中から書類選考で選ばれた9件の代表者らが出席。信大教授ら7人の選定委員の前で、食品トレイやレジ袋削減のための取り組みのほか、竹宵まつりで百万人のキャンドルナイトでろうそくをともして消費電力を抑え、エコ意識を高める活動などが発表された。 同校の木材分析加工部は「木曽ひのきからの和紙づくり。扇いで減らせCO2」と題して発表。ひのきの樹皮を原料に使って和紙をすき、うちわなどに加工している独自の取り組みを紹介。本来樹皮は産業廃棄物として焼却処分されており、その廃材を利用してCO2排出量削減に貢献していること。またうちわには、ひのきの精油が吹き付けてあり、香りによる健康への効果を県立木曽病院(木曽町)の協力で探るなど、地域と連携していることも高く評価された。 同部は、今年2月に環境省が東京都内で開く全国大会「ストップ温暖化一村一品大作戦」に県代表として出場する。 同部の部員は「全国大会では、ひのき樹皮の廃材利用法を提案しながら、伝えられることを全部伝え、木曽ひのきをアピールしたい」と意気込んでいた。 今回の同部生徒による成果は、「広い視野とやさしく豊かな心を持ち、真理と正義を愛し、世界の平和と人類の福祉に貢献する人間を育成する」を目標とする同校の教育の優れた成果といえるだろう。 |
| (2010年1月) |
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