駒ケ根工業高等学校の独自の取り組み「善きことをした高校生達」。資料(パンフレット)請求、入試(受験)、説明会などを掲載

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駒ケ根工業高等学校

(高等学校/公立/共学/長野)
学校パンフレット紹介
長野県 駒ヶ根工業高校 情報技術科4人の3年生
長野県の南部、伊那谷に位置する駒ヶ根市。西に中央アルプス駒ヶ岳、東に南アルプス仙丈ヶ岳の雄大な山並みを眺望する同市に、長野県駒ヶ根工業高校がある。「ものづくりを通じて人づくりを目指す」をモットーとする同校は、チャレンジ精神を持ち地域に根ざし、地域の担い手として活躍できる人材育成を目標としている。生徒も、その期待に応え、工業人としての使命と責任を全うできる実践力のある人材となるべく、日頃から勉学に勤しんでいる。また、同校が主催するものづくり教室などでのサポート活動をはじめ、生徒会による地域清掃活動、市や地域への協力など、ボランティア活動にも熱心に取り組んでいる。
子どもたちに交通安全を呼びかける「ハイスクール戦隊コマレンジャー」の活動もその一つだ。
きっかけは、08年10月に開催された「高校生交通安全CMコンテスト」(長野県、長野県警などでつくる交通安全Kプロジェクト実行委員会主催)に、情報技術科の生徒がヒーローを主役にした作品を応募したことから。
同作品を見た駒ヶ根警察署と駒ヶ根市が、同校と作品を制作した生徒に、“子どもたちへの交通安全啓発活動に協力を”と要請。同校と生徒もすぐに快諾した。
啓発活動は昨年12月から始まった。演じるのは情報技術科の4人の3年生で、ストーリーも生徒らが企画。その内容は──、
“ジコル惑星の悪の帝王「ジコルンダー」が地球に降り立った。交通ルールを守らない子どもたちをジコル惑星にさらって行くためだ。そしてついに、ルールを守らなかった子どもたちの前に現れる「ジコルンダー」。声を合わせて助けを呼ぶ子どもたち。「コマレンジャー!」。さっそうと登場するコマレッド、コマブルー、コマイエローの3人組のヒーロー。地球平和と駒ケ根の交通安全のために戦うハイスクール戦隊コマレンジャーだ。手強い敵に苦戦しながらも子どもたちの声援に応え、最後は必殺の武器「コマバズーカ」で悪を倒した。そして、「1人ひとりが交通ルールを守ればジコルンダーは来ない」というコマレンジャーたちの呼び掛けに、「はい!これからは交通ルールを守ります」と宣言する子どもたち──”
同校では5年ほど前から、写真や映像の技術を学ぶマルチメディア実習の一環で、オリジナルヒーローを創作しビデオ作品や寸劇にしており、文化祭と市の商工祭などで披露していた。学校の枠を飛び出すのは、今年度が初めてという。
12月1日にコマレンジャーのお披露目会があり、初出動は約2週間後の15日。赤穂みなみ交流センターで多数の子どもたちの前で交通安全教室を開催した。その後の2ヶ月間で赤穂保育園や駒ヶ根東保育園など伊南各地の保育園で5回、小学校で1回、駒ケ根高原スキー場で1回と立て続けに「コマレンジャー・ショー」を行ってきた。また、ケーブルテレビへの出演の他、1月10日の「110番の日」には、振り込め詐欺防止啓発にも一役買った。買い物客でにぎわう休日のベルシャイン駒ケ根店に出動し、コマレッドが「振り込み星人フリコムンダー」にだまされかける寸劇を駒ケ根署員と一緒に演じた。
4人の活動はテレビや新聞にも取り上げられ、「コマレンジャー」は、一躍駒ヶ根市のヒーローに。
当初は、突然の人気沸騰にとまどった4人だったが、ヒーローに駆け寄ってくる園児や子どもたちの目の高さに合わせて腰をかがめて握手をしたり、頭をなでる姿が日を増すごとにさまになっていった。
「ショーをこなすうちに、練習通りにいかなくても、アドリブで切り抜けられるようになった」と話す4人は、子どもたちとのふれあいの中で「どうしたら喜んでもらえるのか、人の気持ちを考える良い勉強になった」「ショーで子どもたちがうれしそうにしている表情を見て、やりがいが出てきた」という。
だが、1月29日に駒ケ根署から感謝状が贈られたヒーローたちも、去る日が来た。3月5日に卒業式を迎えたためだ。
高まる人気に、「後輩に引き継いで」と熱望する声も上がったが、4人は「地域への貢献活動として後輩には引き継いでほしいが、それは、新3年生の考え方次第」と話す。
しかし、子どもたちの交通安全啓発のために、「コマレンジャーは必ず帰ってくる」と、地元のヒーローへの期待は、日増しに高まっているという。
(2009年3月)
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