佐久平総合技術高等学校(臼田キャンパス)の独自の取り組み「善きことをした高校生達」。資料(パンフレット)請求、入試(受験)、説明会などを掲載

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佐久平総合技術高等学校(臼田キャンパス)

(高等学校/公立/共学/長野)
右上写真
創立以来100年の歴史を誇る長野県臼田高等学校(佐久市臼田)。同校では、生徒が主体となって環境問題、資源問題に学校で学んだことを生かしながら様々な活動に取り組んでいる。その一つ「臼高総合病院事業」では、環境緑地科が間伐材を利用した炭焼き、環境保全型農業の提案、生徒が講師となって地域の方々と交流しながら共に学ぶ「臼高自然塾」を開講。インテリア科では、家具や仏像の補修に応じる「家具の病院」、地元の入沢焼きの復興など地域文化の伝承につとめているほか、アパレルデザイン科は、ユニバーサルデザインの衣服の提案や衣類のリメイクをテーマに活動を展開している。これらの活動の多くが地域と連携したもので、その優れた成果が、農業クラブの「第10回日本水大賞」農林水産大臣賞受賞だ。
今回受賞したのは、環境緑地科の生徒でつくる農業クラブが取り組んでいる「佐久市十二新田集落協定による自然生態系保全プロジェクト─絶滅危惧種オオアカウキクサを使った水田管理」で、長野県のレッドデータブック絶滅危惧種に指定されているオオアカウキクサの保護と農業利用に関する研究、並びに普及啓蒙活動が評価された。
同校によると、オオアカウキクサは同市上小田切・十二新田地区の地蔵池などに自生する、この地区の固有種という。除草剤に弱く、増殖すると水田を覆い、地元では昔から稲の生育を悪くする雑草とみられていた。
2004年1月から、オオアカウキクサの調査研究をスタートさせた農業クラブは、このウキクサを使った水田管理の研究に着手。アイガモ農法の稲作との比較やマコモタケ栽培で効果を調べてきた。また、同校の研究に、地元の市立切原小学校の児童も協力。同小の実験田で作業を手伝う他、県佐久農業改良普及センターもデータ収集に力を貸した。そして、これまでの研究では、水田のウキクサはほかの雑草の発生を抑え、アイガモ農法の田よりも収穫量が多いとの結果が出た他、枯れたウキクサを肥料にしても収穫量が伸びたという。
同校農業クラブの4年間の研究で、オオアカウキクサが水田管理に効果があることが地元の人々に次第に理解され、「地域に減農薬や水質改善への取り組みも広がってきた」と、同クラブの生徒は、この研究活動に手応えを感じていると話す。
水田を調査に提供した農家も「協定を結び、一緒に活動してきたのでうれしい。耕作地がいい環境だと認められたようで、誇りになる」と笑顔。また、同校の教諭は「受賞は地域と一緒になった活動へのエールと思う。生徒はこの体験を糧として、今後もふるさとの農業や環境保全に貢献してほしい」と願っていた。
なお、日本水大賞は日本水大賞委員会が主催し、水環境保全に貢献する優れた研究・活動を表彰している。今回の表彰式は、6月12日、東京の東京国立博物館平成館で開催され、表彰式後に受賞活動の発表会が行われることになっている。
下写真1下写真2
(2008年4月)
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長野県 臼田高校 インテリア科 3年生
 2002年の夏、長野県南佐久郡臼田町に「家具の病院」が誕生した。「大切な家具をまた使えるようにしてもらえてうれしい」と、地元でも大評判のこの病院は、長野県臼田高等学校インテリア科の生徒たちが、授業で学んだ技術を地域の人々のために生かそうと、ボランティアで始めたもの。
 8月、臼田町の広報誌に「家具の病院、開業」のお知らせを載せたところ、すぐに6件の依頼が舞い込んだ。3年生30人が週二回の授業を利用して修理に取り組んでおり、生徒の一人は、「古いものを直すことが好きだし、直った家具を喜んで使ってもらえるのが何よりうれしい」と、この活動に参加する意義を感じているようだ。
 依頼主に付き添われて入院する家具は様々だが、中には信州の工芸品で、桜木全体を彫り模様とする軽井沢彫りのイスや鏡台などもある。
 町内に住む同校の卒業生が、家具の病院に修理を頼んだのは、15年ほど前に壊れてしまった軽井沢彫りのイス二脚。20年ほど前、軽井沢に住んでいた頃、知人がまだ使える状態で捨てようとしていたのを譲り受けたもの。完成時期は未定だが、インテリア科には軽井沢彫りの授業もあり、こうした難しい依頼にも応じられるとか。
 また、まだ幼かった子どもが使っていた思い出の品というこのイスのように、どの家具にもそれぞれ物語があり、修理する手も自然に丁寧になるそうだ。「後輩たちにこんなに一生懸命直してもらえるなんて」と、修理の様子を見学に訪れたそのOBは、感謝の言葉を述べていた。
 臼田高校では、2000年から学校全体で地域貢献活動に取り組んでおり、生徒から「家具の病院」開設の相談を受けた担当の柳沢利一教諭は、「修理の依頼主は家具に愛着を持っている。そのことを活動を通じて学び、将来の家具づくり、ものづくりに役立ててほしい」と話している。 今も依頼の申し込みが相次いでいるという「家具の病院」は、2003年3月まで受け付けている。問い合わせは同校(電話:0267-82-2035)まで。
(2002年11月)
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