 若き闘志がぶつかり合い、一つの白球を追う甲子園。2001年夏、この熱き球場で観客達の目を釘付けした17才の寺原隼人君。彼は宮崎の日南学園高校野球部の投手であり、150キロを超える速球を放つ剛腕は、今秋のドラフト会議の目玉選手とされている。その寺原君が、9月6日に開かれた全日本野球会議の日本代表編成委員会において、国際野球連盟主催のワールドカップ(11月6日〜18日、台湾)の日本代表に選出された。日本代表はプロ、アマ合同チームで挑むことになっているが、現役の高校生がプロに交じってプレーするのは初めての快挙となる。選ばれた寺原君は、「光栄です。すごいことだと思いますが、実感がわかなくて」と、剛腕と言えどもやはり17才の少年らしいコメントを聞かせてくれた。また、10月19日にはドラフトに向けてのプロ側との接触が解禁になり、先陣をきって米大リーグのドジャースのトミー・ラソーダ副社長らが日南学園を訪れ、寺原君と両親、そして小川茂仁監督を交えて面談した。今後も、日米10球団が「金の卵」をめぐって同校を訪れる予定になっている。 |
| (2001年10月) |
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