奈良女子高等学校
(高等学校/私立/女子校/奈良)
|
 “やまとは くにのまほろば”と謳われ、古代国家形成の舞台となった古都奈良。世界遺産にも登録されたこのまちに、創設以来、百有余年の歴史を誇る私立奈良女子高校(奈良市三条宮前町)がある。 確かな伝統が息づく教育環境の中で学ぶ同校生徒は、「あたたかい心をもって、思いやり深い人になる」「感謝を知る人になり、その恩に応える」ことなどを信条としており、その心映えを生かした社会奉仕活動を、積極的に展開している。 去る4月10日には、能登半島地震の被災者を支援する街頭募金活動を、JR奈良駅と近鉄奈良駅の両駅前で行った。 今年3月25日に発生した能登半島地震。悲惨な被害状況をテレビのニュースや新聞報道などで知るうちに、「何かしたい」「できることをしなければ」という声が、生徒の間から自然にわき起こった。その一つの行動が、募金活動だった。 当日は、生徒会役員とバレーボール部、バスケットボール部の部員など約40人が参加。始業前の約30分と放課後の約1時間、両駅前に立ち、市民や観光客に、地震の被災者支援の協力を訴えた。 関西地域では、阪神・淡路大震災の記憶もまだ新しく、生徒の呼び掛けに多くの市民が応えていた。また、外国人観光客の中にも義援金を寄付する人がいて、生徒は「サンキュー」と感謝の気持ちを伝えていた。 「敬身・敬学・敬事」の三敬銘を建学の精神とする同校では、社会のニーズに応え、正しく豊かな社会生活を営む人材の育成に力を注いでいる。能登半島地震で被害に合い、辛い思いをしている人々に対して、“何かしたい”という思いを、街頭募金という行動に表した同校生徒の積極的な姿勢は、心身を鍛え、善事に励み、誠実に生きる喜びを、学校生活の中で確実に習得しているからと言えるだろう。 |
| (2007年6月) |
|