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岐阜県 高山工業高校、高山高校、斐太農林高校 川浦竜一君、桑原歩美さん他26人
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高山市内の岐阜県立高山工業高校など3高校の生徒28人が、共同で製作してきた、飛騨の匠の技の結晶「からくり屋台」が完成し、10月19日の完成式で披露された。 からくり屋台は「匠龍台(しょうりゅうたい)・射手(いて)童子」と呼ばれるもので、高さ5.2m、幅2m、長さ3mで重さは800kgにもなる。高山工高建築科に残る高山祭り屋台の実寸図を参考に、4分の3の大きさに縮小。射手童子が矢を射るからくり人形が素晴らしく、屋台本体には、ほとんどクギを使わないのが特徴だ。 今回の製作は、11月に岐阜県などの主催で岐阜市で開かれる「全国産業教育フェア岐阜大会に、飛騨から大型融合作品を出したい」という県教委の賛同によるもの。昨年10月から、高山工高でインテリア科と建築科の生徒たちによって屋台本体の製作が始り、さらに今年度から「学校の枠を越えたものづくりを」と、県立高山高校、県立斐太農林高校の両高が参加。本体以外のからくり人形衣装や御簾(みす)、橋の欄干などの製作に取り組んだ。かかった費用は約600万円という。 屋台製作を指導した実習助手の大野靖雄さん(31)は「生徒たちは、授業で基礎しか学んでいないため、応用編の屋台製作は苦労していたが、作業が進むうちに成長したのがうれしい」と話す。 また、高山工高建築科3年の川浦竜一君(18)は、自ら最後の仕上げ作業を担当した屋台を見て「立派なのでびっくり。高校生最後のいい思い出になりました」。高山高校家政科3年の桑原歩美さん(18)は「人形が動きやすいように、衣装を縫いつけるのに苦労しました」と話していた。 屋台は、10月13日から市内の家具製造会社のショールームで組み立てられ、19日の完成披露式ではからくり人形の妙技が披露された。20日から28日まで一般公開された後、11月の「全国産業教育フェア岐阜大会」の目玉として出品された。 また、高山工業高校は、工業科生徒研究成果発表全国コンクールにおいて文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞した。 |
| (2001年12月) |
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